2021.10.09

本日のクリエイティブ読書

カツ代さんの本を買った。いやー面白い。カツ代さん自身が描いたイラストも結構乗っていて面白い。そして文章が簡潔。元気が出る。料理が作りたくなる。きっと今の時代SNSでも小林カツ代は人気者であっただろうな。と思わせる魅力がある。

文庫本サイズで持ち運べるのもよく、装丁のデザインもいい。一話完結で短い時間で読み終わる。昨日コロナワクチンの待合室で重宝した。そしてとてもお腹が空いた。レシピとその料理にまつわるエッセイが載っていて、50レシピ、つまり50話の話くらいのボリューム。

読みながら、この人の魅力はなんだろう?と分析的な目で見ると、やはり文章の書き出しがいい。「私、残念なことがあったの。」というまるで友達の話のような語りだし。関西人らしくツカミがしっかりしている。

それから、料理を作る人の共感の話題が入っている。「もやしって一袋だと持て余しませんか?」など、作る人の目線と解決策が出ていて、時にはそれでいいんですよ。という励ましもある。

しかもやってみるとしっかり美味しい。ちゃんと作るところまで行かせるし、わーっと炒めてください!擬音が多くて、すごく感じが伝わる。いわゆる説明書を読んでいるような感じではない臨場感。

現代でも通用しそうなと書いたのはこの辺りのテクニック。インスタグラムでもTwitterでも結局、文章力が試される場だ。文章力というのは現代も、いや現代「こそ」といった方がいいかもしれない程、必要な力かもしれない。広告の紋切り型ではなく、簡潔に人の心掴む文章というのは、コンテンツの魅力を語るのに必須だ。

最近、これを読んでいたら、娘に「その本読み聞かせて」と言われ、カツ代さんが自家製アイスクリームを作る話を音読。なんでも読んでと言われるんだけどもまさか絵のない本まで、これが浸透していくのでしょうか?