2021.10.07

MVPってなんだ?

whats MVP minimum viable product

MVPと調べると大谷翔平の今季の活躍の記事が出てくる。

そりゃそうだ。世の中今一番興味があるMVPは、

Most Valuable Player in MLB = SHOHEI OHTANIなのだ。

だけども、

ここでいうMVPは「Minimum Viable Product」の略。

つまり直訳すると、「実用最小限の製品」ということになるらしい。

つまりお金をかけずに、しかし最小限の必要とされる用途は満たしている製品ということ。

今、これを書いている瞬間に気づいた机の上のコップ。これを例にとって考えてみることにする。

△液体をいれるという機能のみに削ぎ落とすと、見えてくるM(minimum)V(viable)P(product)

コップにはもともと「液体をこぼさずに口まで運ぶ」という原始的ニーズがあったはず。

「電子レンジに使用できる」「保温性がある」「取手がかわいい」「北欧製」「生活を豊かにする」「どこどこの窯元の一点もの」というのは、ある程度付加的なものとも言える。

飲み物を口に運びたいという最小限の原始人的なニーズだけを積極的に求める傾向はいまは薄れているかもしれないから、もっと違う機能やストーリーがコップを売るための戦術になってくるはずだけど、最初期(いつだ?)では、間違いなく、液体をこぼさずに口に運ぶことが、コップの最初のニーズであって機能だったはずだと思う。そのためには、木彫の器だったかも知れないし、もっと言えば、深い葉っぱであったかも知れない。そのうちに陶器になり、ガラスになった。コップのMVPは、葉っぱだったのかも。

世の中にはまだそれ自体が生み出されていないプロダクトが無数にあるはずだから、その商品が本当に世の中に必要とされているかどうかを見極めるには、MVPが果たす役割は大きいのだと言うことらしい。そして最初期にそれ欲しい!と思う人たちが「アーリーアダプター」。

「なんかわかんないけど、水って容器がないと飲みづらいよね」とぼんやり、なんとなく思ってる原子人グループがそれにあたって、この人たちにコップを見せたら、

「俺らが欲しいのはそれだ!ウホウホ」的なリアクションを見せてくるだろう。

△原始時代のアーリーアダプターにコップを見せる。

アーリーマジョリティとなるグループは、コップを見せてもピンとこないけど、第一原子人グループがコップを使い始めたのを見て、使い方を知り、「なんかやっぱり便利そう。使おう。」となる。

△なんか良さそう!とみんな使い始めると、アーリーマジョリティ、レイトマジョリティがふえてくる

ラガードと呼ばれる、最後尾のグループは、「水なんて、雨降ってきた時に口開けて空を見上げればいいんだよ、ウホウホ」といってコップを使わない。(そんなやついるのか?)製品が浸透する過程には、常にこんなグループ分けがある。

△原始時代のラガード、コップの価値に気づかない。

ここですごく難しいと思うのは、私たちのプロジェクトにおいてのMVP(実用最小限のプロダクト)は何であるかを探ること。その答えは、「ヒアリング」の中にあるのかも。私たちが普段思っていても無意識の中に埋もれてしまっているニーズの種を見つけることなのだ。上のコップの例で言うと「水って容器がないと飲みづらいんだよね」という原子人グループを、探し当てるということで最初のニーズの形とそれに対するMVPの形が見えてくるのだという。ピュアな日々の日常生活の中から観察して、ヒアリングして、情報を得ていくしかない。

ちょっと尻切れ感もあるけれど、いわきワークショップDAY3で学んだ(一部の)ことは、こんなことだった。難しいのはニーズを持っている人たちですら、それをニーズだと認識して言葉にできていない可能性があるということだと思う。うーん、知恵熱でそう。