SAGA DESIGN SEEDS

連載
Iitate × Holy Design Project

飯舘村に広がる耕作放棄地。手付かず=オーガニックな環境であることに着眼し、ホーリーバジル育て、商品化を目指しています。価値がないと思われていた耕作放棄地を価値化し、景色に息を吹き込むデザインプロジェクト。新たな出会いが日々生まれるこのチャレンジの様子を、連載で綴っています。

Project Manager / プロジェクトマネージャー 渡部 沙織(わたなべ さおり) 大学卒業後,情報誌の制作会社にて営業編集に携わり,副編集長を経てその後SDS入社。飯舘村を描いた「までいの力」の企画編集に尽力,ベストセラーに。震災を機に新潟市に避難。2021年SDSに再入社,FTCホーリーバジル事業のプロジェクトマネージャー。大学バレーボール部では主将。2児の母。趣味は家庭菜園。 好きなこと: その辺の山の草木を眺めて、かっこいい枝がないか探すこと。 家のテーブルを囲み、新鮮で美味しいものを皆で食べること。 手を使って工夫できないか、あれこれ思案すること。 FTC (https://www.fipo.or.jp/ftc) ホーリーバジル事業SNS (https://www.instagram.com/holyiitate/)
2022.01.05

今年もよろしくお願いします。

SAORI

いつもありがとうございます。

写真は、暮れに手元に届けられたスキンケアクリーム試作品の第二弾。

ホーリーバジルの精油をプラスしていただいたその香りは、

主張しすぎずやさしくて。

もちろん、肌にみずみずしくすっと広がり馴染んでいく付け心地はそのままに。

個人的に大好きなクリームに仕上がりました。

アルデバランさん、ありがとうございました。

今回取り組んだ初めての試作。

これからも道なき道を突き進む私たちのための道しるべ的存在になり得たと思います。

今年は、香りを、空間を、

皆さんと一緒に共有できるように。

去年よりも一歩も二歩も前に進むべく!

邁進してまいりましょう。

今年もよろしくお願いします。

2021.11.01

ホーリー✖️キャンドル

SAORI
山の裾野に構えた工房は、室内いっぱいにドライフラワーで埋め尽くされていて、夢のようなボタニカル空間。あちらこちらに灯るキャンドルが幻想的

花の産地・飯舘村で活躍されているキャンドル作家「工房マートル」さん。

彼女の作るキャンドルは、花束を閉じ込めたようでもあり、野の景色を切り取ったようでもあり。

そんな存在感のある作品からは、草花へ抱く彼女の愛情が伝わってくるようです。

今日は、私たちのホーリーバジル精油と、村の畑で今季収穫できた数少ないホーリーバジルのドライフラワーを持参し、商品開発をお願いしました。

夏の打診からはや2か月。原料が揃うまでにお時間をいただいてしまいましたが、ようやく着手ということになります。

配合するろうなどの材料の見極め、精油とろうの最適な配合割合の模索、そのままの状態で置いた場合や燃焼過程での変化の確認等が行われるのだそう。

「試しに」と溶かしたろうに精油を数滴垂らして香りを確かめていただく。「!」やっぱり思ったとおりのいい香り!! でも開発はここからが大変

全ては、ホーリーバジルの香りを生かすため。灯した方が、香りに癒され特別な時間が過ごせるように。

そんなワガママをお伝えさせていただきました。

マートルさんには、クリスマスに向けご多忙な中開発をお引き受けいただき、本当にありがとうございます。

出来上がりが楽しみです。

2021.10.26

ホーリーバジル抽出実験in福島大学

SAORI

福島大学にて2回目の蒸留実験の様子です。(昨日、Instagramで短い動画を配信しました。)

前回は、36Lの寸胴に2kgのドライホーリーバジルをぎゅうぎゅう詰めにして蒸留しました。すると、中身の中心部がカサカサの状態で、つまり蒸気が通った形跡がなかったので、これは詰め込みすぎだったのかも。

(しかし、カサカサの部分は別に分けて、休日に林先生により蒸留していただいたら、期待したほど精油は取れなかったと。うーん。蒸留の際の気温湿度、他さまざまな条件が蒸留結果に左右しそうです。やってみないとわからない。)

今回は、やや控えめの1.5kgを1回として、途中中身を交換して2回分合計3kg、蒸留です。

冷却水の氷も適宜追加してより効率良く抽出できるように見守ります。
前回と比べると、やや抽出の速度が早いように感じました。

蒸留を横目に先生と別件の打ち合わせをさせてもらったり、学生さんと話したり、笑ったり、インスタを更新したしてのあっという間の3時間。

最後、精油をボトルに詰めるにあたり、あらかじめ水をビーカーから抜くのですが、これが非常に神経を使う作業で。

ここは先生の神の手で!

そしてボトルに詰めるとこれくらいの精油になりました。

ようやく今日の成果品です✨

これらのバジルを育ててくれた農家さんをはじめ、この抽出に献身的にお付き合いいただいた先生、ホーリーバジルで飯舘村の耕作放棄地を何とかできないかという私たち、本プロジェクトに関わるすべての人たちの想い、そして祈り、願い。
それらがこの小瓶に集まっているような気さえする、パワーみなぎる精油です。

とは言え、たったこれだけー??に見えるかもしれませんね。
その気持ち、わかります。

でも、直接嗅ぐと(ホントは直接はだめなのかもしれない💦)非常に濃く力強すぎて、ちょっと恐れ慄いてしまうほどの香りです。
名刺などの紙にほんのすこーし付けてパタパタあおぐと、
ちょうど良い香りの濃さになることもわかりました。

つまりほんの1滴に大きな可能性を秘めた精油なのだと言えると思います。

これを活用して、どんな形で皆さんのお手元にお届けすることができるか。
私たちの勝負はこれからです。

福島大学の林教授には、今回もお忙しいなか長丁場にお付き合いいただきました。
本当にどうもありがとうございました。

https://www.instagram.com/holyiitate/