SAGA DESIGN SEEDS

SDS飯舘オフィス
2022.01.05

今年もよろしくお願いします。

SAORI

いつもありがとうございます。

写真は、暮れに手元に届けられたスキンケアクリーム試作品の第二弾。

ホーリーバジルの精油をプラスしていただいたその香りは、

主張しすぎずやさしくて。

もちろん、肌にみずみずしくすっと広がり馴染んでいく付け心地はそのままに。

個人的に大好きなクリームに仕上がりました。

アルデバランさん、ありがとうございました。

今回取り組んだ初めての試作。

これからも道なき道を突き進む私たちのための道しるべ的存在になり得たと思います。

今年は、香りを、空間を、

皆さんと一緒に共有できるように。

去年よりも一歩も二歩も前に進むべく!

邁進してまいりましょう。

今年もよろしくお願いします。

Project Manager / プロジェクトマネージャー 渡部 沙織(わたなべ さおり) 大学卒業後,情報誌の制作会社にて営業編集に携わり,副編集長を経てその後SDS入社。飯舘村を描いた「までいの力」の企画編集に尽力,ベストセラーに。震災を機に新潟市に避難。2021年SDSに再入社,FTCホーリーバジル事業のプロジェクトマネージャー。大学バレーボール部では主将。2児の母。趣味は家庭菜園。 好きなこと: その辺の山の草木を眺めて、かっこいい枝がないか探すこと。 家のテーブルを囲み、新鮮で美味しいものを皆で食べること。 手を使って工夫できないか、あれこれ思案すること。 FTC (https://www.fipo.or.jp/ftc) ホーリーバジル事業SNS (https://www.instagram.com/holyiitate/)
ブランディング
2021.11.24

シーズベーカリー STORY#4
「 食パン ブーム」に乗り遅れた ベーカリー

TORU
自家製酵母の角食パン。奥に見ゆるはレーズンの山食パン

食パン ブームに乗り遅れたシーズベーカリー

食パン ブームというのがあったらしい。 食パン 専門店なるものがここ福島市にも押し寄せる中、わたしたちは完全に自分達のハードブレッドの研究に勤しんでいたのです。まるで、研究室に閉じこもっていたら、再び下界にでたときに世界が様変わりしていました。カンパーニュこそおいしいパンと信じて疑わない私たちですが、 食パン もまたとても良いパンなのでもあります。

食パンについて

食パンの良さとはなんだろう?こんなに食パンというものをマジメに考察すること自体がちょっと馬鹿馬鹿しい気もするけれど、お付き合いいただきたい当コラムなのです。それはなんの因果かハードブレッドと対比することによってその良さがわかります。

◎カンパーニュは皮が硬い。食パンはやわらかい。

◎カンパーニュは不定型である。食パンは定型である。

◎カンパーニュは香ばしい。食パンはあっさりとしている。

トースターとの相性が良く、ホットサンドや型の中にも収まりやすく、素材を邪魔しない。これが食パンの良さなのです。つまり形の使いやすさ、そして味の主張のなさが食パンの魅力なんです。

シーズベーカリーの 食パン

シーズベーカリーの食パンはたったの3種類です。「 角食パン 」「 小さな食パン 」「レーズンの 山食パン 」です。この他には、チョコブレッドや、その時時のシーズンの食パンをお出ししています。これまでハードブレッドの魅力を語ってきてはいましたが、食パン に対しても愛情はあります。朝の忙しい時や、とにかく手軽に早く食べたいときは食パンは重宝するものです。シーズベーカリーのオリジナリティはどこかといえば、やはり安全な国産小麦を使っているということと、イーストでなく、自家製酵母というところです。食パンとは言え天然酵母なので、やはり酸味がありますしそのあたりが私たちの食パンの魅力とも言えるところです。

シーズベーカリー公式HP

シーズベーカリーinstagram

福島市生まれ。福島県立福島高校卒業。多摩美術大学卒業。制作会社を経て2014年に福島にもどりSAGA DESIGN SEEDSに入社。妻が焼くパン店「シーズベーカリー」の共同経営者。趣味はフライフィッシング。
2021.11.02

シーズベーカリー STORY#3「 カンパーニュを見直した 」

TORU
毎度、パンばかりの写真でごめんなさい

パンの魅力は、おいしいことが一番

シーズベーカリー の佐賀です。人生で初めて、食べたカンパーニュは、ぼそぼそっとしておいしくないと思いました。これがカンパーニュか。ならばおれは、カンパーニュを食べなくてよいと思ったほどです。いかにもフランスの田舎のひもじい暮らしを連想させるそのパンは、ちょっとごめんなさい。と敬遠したくなるものでした。

良いことと楽しいことを両立させたい

SDGs全盛です。良いことは大事、飲食店やベーカリーを含めてのSDGs的ミッションは、フードロスの問題と小麦の安全性や農業におけるCO2排出の削減。でも、どんなに正しいことをやっていても、それ以上にどう楽しく見せられるかが重要だと気づいたのもこのときでした。つまり、どんなに意義があるパンでも楽しい!おいしい!おいしそう!という集客と広報とパンの実力(じつりき)がなければ、正しい行動はすべて無駄になってしまう。SNSの普及や5Gの時代においてなおさらそうなりました。

カンパーニュを見直した

カンパーニュはいまや全盛の時代です。ぼそぼそっとしたカンパーニュ嫌いの私がどうそこからカンパーニュを見直したのか。それはとても簡単で、インターネットのレシピでした。海外の素人からプロまでパンのレシピを公開するフォーミュラがあり、そこで偶然最初に見つけてやってみたカンパーニュのレシピが、「これが、あのカンパーニュ?」と疑いたくなるほどおいしかった。クラスト(パンの皮)がバリっと硬く、香ばしく、切ってみると、おおきな気泡がぼこぼこと均一にあって、いわゆるオープンクラム(大きな気泡がたくさんある)。クラム(気泡)の縁にはつややかなグルテンの伸びた膜があり、もっちりしている。これぞおいしいパンを食べたときの醍醐味だと思いました。そして、同時に「いままで嘘つかれてた」とすら思ったのです。僕がときどき書く目詰まりパン(クラムが潰れて、気泡が小さく明らかに過発酵に見えて、ぼそぼそっとしている)のがカンパーニュだと思っていたあの時を返して欲しい。

フランスの山岳地方のパンを調べれば調べるほど、クープも洒落ていて、とても華やか。田舎暮らしというものが、貧しいものからとても楽しいものに見えた。そう、僕らは楽しい方向にしか惹かれていかない。

ほかのシーズベーカリーSTORY(https://www.saga-d.co.jp/tanemag_cat02/dailyseedsbakery/

SEEDS BAKERY ( シーズベーカリー )( https://seeds-bakery.com

福島市生まれ。福島県立福島高校卒業。多摩美術大学卒業。制作会社を経て2014年に福島にもどりSAGA DESIGN SEEDSに入社。妻が焼くパン店「シーズベーカリー」の共同経営者。趣味はフライフィッシング。
2021.11.01

ホーリーバジル with キャンドル

SAORI
山の裾野に構えた工房は、室内いっぱいにドライフラワーで埋め尽くされていて、夢のようなボタニカル空間。あちらこちらに灯るキャンドルが幻想的

花の産地・飯舘村で活躍されているキャンドル作家「工房マートル」さん。

彼女の作るキャンドルは、花束を閉じ込めたようでもあり、野の景色を切り取ったようでもあり。

そんな存在感のある作品からは、草花へ抱く彼女の愛情が伝わってくるようです。

今日は、私たちのホーリーバジル精油と、村の畑で今季収穫できた数少ないホーリーバジルのドライフラワーを持参し、商品開発をお願いしました。

夏の打診からはや2か月。原料が揃うまでにお時間をいただいてしまいましたが、ようやく着手ということになります。

配合するろうなどの材料の見極め、精油とろうの最適な配合割合の模索、そのままの状態で置いた場合や燃焼過程での変化の確認等が行われるのだそう。

「試しに」と溶かしたろうに精油を数滴垂らして香りを確かめていただく。「!」やっぱり思ったとおりのいい香り!! でも開発はここからが大変

全ては、ホーリーバジルの香りを生かすため。灯した方が、香りに癒され特別な時間が過ごせるように。

そんなワガママをお伝えさせていただきました。

マートルさんには、クリスマスに向けご多忙な中開発をお引き受けいただき、本当にありがとうございます。

出来上がりが楽しみです。

Project Manager / プロジェクトマネージャー 渡部 沙織(わたなべ さおり) 大学卒業後,情報誌の制作会社にて営業編集に携わり,副編集長を経てその後SDS入社。飯舘村を描いた「までいの力」の企画編集に尽力,ベストセラーに。震災を機に新潟市に避難。2021年SDSに再入社,FTCホーリーバジル事業のプロジェクトマネージャー。大学バレーボール部では主将。2児の母。趣味は家庭菜園。 好きなこと: その辺の山の草木を眺めて、かっこいい枝がないか探すこと。 家のテーブルを囲み、新鮮で美味しいものを皆で食べること。 手を使って工夫できないか、あれこれ思案すること。 FTC (https://www.fipo.or.jp/ftc) ホーリーバジル事業SNS (https://www.instagram.com/holyiitate/)
ブランディング
2021.10.26

ホーリーバジル抽出実験in福島大学

SAORI

福島大学にて2回目の蒸留実験の様子です。(昨日、Instagramで短い動画を配信しました。)

前回は、36Lの寸胴に2kgのドライホーリーバジルをぎゅうぎゅう詰めにして蒸留しました。すると、中身の中心部がカサカサの状態で、つまり蒸気が通った形跡がなかったので、これは詰め込みすぎだったのかも。

(しかし、カサカサの部分は別に分けて、休日に林先生により蒸留していただいたら、期待したほど精油は取れなかったと。うーん。蒸留の際の気温湿度、他さまざまな条件が蒸留結果に左右しそうです。やってみないとわからない。)

今回は、やや控えめの1.5kgを1回として、途中中身を交換して2回分合計3kg、蒸留です。

冷却水の氷も適宜追加してより効率良く抽出できるように見守ります。
前回と比べると、やや抽出の速度が早いように感じました。

蒸留を横目に先生と別件の打ち合わせをさせてもらったり、学生さんと話したり、笑ったり、インスタを更新したしてのあっという間の3時間。

最後、精油をボトルに詰めるにあたり、あらかじめ水をビーカーから抜くのですが、これが非常に神経を使う作業で。

ここは先生の神の手で!

そしてボトルに詰めるとこれくらいの精油になりました。

ようやく今日の成果品です✨

これらのバジルを育ててくれた農家さんをはじめ、この抽出に献身的にお付き合いいただいた先生、ホーリーバジルで飯舘村の耕作放棄地を何とかできないかという私たち、本プロジェクトに関わるすべての人たちの想い、そして祈り、願い。
それらがこの小瓶に集まっているような気さえする、パワーみなぎる精油です。

とは言え、たったこれだけー??に見えるかもしれませんね。
その気持ち、わかります。

でも、直接嗅ぐと(ホントは直接はだめなのかもしれない💦)非常に濃く力強すぎて、ちょっと恐れ慄いてしまうほどの香りです。
名刺などの紙にほんのすこーし付けてパタパタあおぐと、
ちょうど良い香りの濃さになることもわかりました。

つまりほんの1滴に大きな可能性を秘めた精油なのだと言えると思います。

これを活用して、どんな形で皆さんのお手元にお届けすることができるか。
私たちの勝負はこれからです。

福島大学の林教授には、今回もお忙しいなか長丁場にお付き合いいただきました。
本当にどうもありがとうございました。

https://www.instagram.com/holyiitate/

Project Manager / プロジェクトマネージャー 渡部 沙織(わたなべ さおり) 大学卒業後,情報誌の制作会社にて営業編集に携わり,副編集長を経てその後SDS入社。飯舘村を描いた「までいの力」の企画編集に尽力,ベストセラーに。震災を機に新潟市に避難。2021年SDSに再入社,FTCホーリーバジル事業のプロジェクトマネージャー。大学バレーボール部では主将。2児の母。趣味は家庭菜園。 好きなこと: その辺の山の草木を眺めて、かっこいい枝がないか探すこと。 家のテーブルを囲み、新鮮で美味しいものを皆で食べること。 手を使って工夫できないか、あれこれ思案すること。 FTC (https://www.fipo.or.jp/ftc) ホーリーバジル事業SNS (https://www.instagram.com/holyiitate/)
建築
2021.10.25

高野医院サイン計画

TAKANO

医療施設 内科 消化器内科

ロゴマーク、サイン計画、名刺、封筒、チラシ、診察券、ホームページ

英語表記「Clinic」ではなく、アルファベット表記「iin」をロゴマークに用い、視覚的な面白さと独自性を実現しています。地域の人たちに信頼され、親しみやすく。開院に向けて早い段階から計画に加わり準備を進めました。

髙野祥一 取締役専務・制作統括 ライフテーマは「アグロエコロジー」,ドイツ製手押し草刈り機を操りながら休日を過ごす。 ドローン撮影からグラフィックまで弊社の制作を統括します。 小学校教員一種免許あり,女子力も高め。
ブランディング
2021.10.21

ホーリーバジル

SAORI

 

飯舘村でこの夏育てたホーリーバジルのスワッグ

 写真は、収穫したホーリーバジルがあまりに素敵だったので、スワッグ風に仕立てて、いいたてオフィスのドアにかけてみたの図です。

 ホーリーバジル?初めて聞いたーという方もいらっしゃるかもしれませんね。

 和名は神目箒(かみめぼうき)。ヒンディー語でトゥルシー。ホーリーバジルは英語です。

 タイ料理の、例えばガパオライスにトッピングされていたりします。それに、忘れちゃいけないアーユルヴェーダ。そうなんです、インドの伝統的医学「アーユルヴェーダ」で用いられるほど、ホーリーバジルには、様々の癒し効果があるそうなんです。その歴史は、数千年とのこと。近年その癒し効果で注目を集めていますが、いっときの流行ではない本物の力をホーリーバジルは、持っているのです。しかも香りは、心がハッとするような、自然が生み出したとは思えない癒しそのものの香りの持ち主でもあります。

 で、それと私たちがどんな関係かというと、私たちは

①飯舘村の耕作放棄地でホーリーバジルを栽培する!

②さらにそれを原料としたスキンケア用品を商品化する!!

という新事業にチャレンジしているのです。

 飯舘村は原発事故で被災し全村避難となった村ですが、避難解除後、村民の方々も戻りつつあり、村はマイナスから復興を進めてきました。しかし、離農した方がも多いので、耕作放棄地が広々と広がっているのが現状です。

 とはいえ、ちょっと見方を変えれば、そこはある意味チャンスの地。というのも、除染されていながらも、手付かずで、農薬散布されていない無垢の状態。ということは、オーガニック栽培に最適な地なのでは 💓という逆転の発想です。

 それに、村ならではのありがたいこともう一つ。私たちが、「ホーリーバジル、やってみたいんです」と村の農業者の方に告げると、「わかった。とにかくやってみっぺ。あれこれ考えてもやってみねえど、始まんねぇべ」そう言って、協力的に動いてくださる。そんな方がいっぱい。これも、元来村は開拓民により開拓された土地である故、また震災からの復興で、さまざまな方々の支援を受けながら手探りで農業の再起に努めてきた。そんな村の方々だからこそ、とにかく前向き!「やってみねっかわがんね精神✨」なのです。

 私たちは、デザイン事務所ですから、当然農業と言っても家庭菜園程度の未経験者軍団。でも、奥深き農の世界、しかも、原発事故からの復興中の農業に、この夏から飛び込みました。見る人が見れば、ある意味クレイジー集団とも言えるかもしれません。しかし、私たちは飯舘村の土地と人、だからこそのチャンスがあると思っています。

 この夏は、ホーリーバジルを村で借りた畑に植えてみました。いつもはパソコンと一日中向き合っている私たちが、汗水流してスタッフ総出で、です。本来は春から土づくりして、種まいてというサイクルが正常です。今回は、それとは全く違ったタイミングになってしまったので、まぁ出来は良くなかったのですが、これはこれで本当に意味がありました。太陽の下、みなで汗流し働く喜び✨ 童心に帰り夢中になれた一日でした。

みんなのいつもと違う顔が見られた、この夏の熱い(!)思い出

 会社の事業ですから、当然利益は追求しなければなりません。ですが、こうした喜びをスタッフ間で共有できるというのも大切なことなのではと、土まみれで笑い合うみんなの顔を見ながら思ったのでした。

 そんなある意味クレイジーかもしれない私たちの「Iitate × Holly Design Project」。こちらも、随時このたねmagでお伝えしていきたいと思います。

 Instagram(https://www.instagram.com/holyiitate/)では、これまでの取り組み状況やこれからの商品化への試行錯誤を誠意発信中です。これを見て、手伝いたいと言って弊社を訪れてくれた方もいらっしゃいます。(ありがとうございますー!)

 あなたの応援が私たちの励みになります。どうぞよろしくおねがいします!

 

Project Manager / プロジェクトマネージャー 渡部 沙織(わたなべ さおり) 大学卒業後,情報誌の制作会社にて営業編集に携わり,副編集長を経てその後SDS入社。飯舘村を描いた「までいの力」の企画編集に尽力,ベストセラーに。震災を機に新潟市に避難。2021年SDSに再入社,FTCホーリーバジル事業のプロジェクトマネージャー。大学バレーボール部では主将。2児の母。趣味は家庭菜園。 好きなこと: その辺の山の草木を眺めて、かっこいい枝がないか探すこと。 家のテーブルを囲み、新鮮で美味しいものを皆で食べること。 手を使って工夫できないか、あれこれ思案すること。 FTC (https://www.fipo.or.jp/ftc) ホーリーバジル事業SNS (https://www.instagram.com/holyiitate/)
2021.10.21

シーズベーカリーSTORY#2

TORU

変えていく2つの景色

シーズベーカリーの変えていく2つの景色というのを二大ミッションにした。「休耕田を小麦畑の景色にかえる」もうひとつは「食卓の風景を変える」ということ。前回なぜ大きな カンパーニュ を焼くかという理由がこの二つ目に大きく関わる。

大きな カンパーニュ

ニーズを考えれば、核家族化や未婚率から、パンのサイズはどんどん小さく個人向けのものになっている。それにパンは多くの日本人にとってみれば主食というより、「おやつ」としての側面も大きい。そんなことよりも、私たちはパンは大きく焼きたかった。そしてこのパンの大きさでしか伝えられないものがあると考えた。そしてこの大きさでやく私たちも楽しい。

大きな カンパーニュ が美味しくなる理由

パンの側面をクラスト、中身のことをクラムという。大きなパンはクラムがもっちりとしあがって、クラストが相対的に薄く、パリッとする。自家製酵母 で起こしたみずみずしい生地が、オーブンのなかでパリッとした皮のなかで長い時間かけてゆっくり火がとおることによってこの食感が生まれてくる。

なかなか売れなかった大きな カンパーニュ

でもこの大きなパンはなかなか売れなかった。どちらかといえば小さいコロコロしたパンが売れて、カンパーニュは売れなかった。だけど、これはシーズベーカリーのミッション「食卓の風景を変える」ことの象徴。簡単に止めましたとは言えない。これは、策略というより覚悟というほうがいいかもしれない。私たちがパンを焼く喜びや小麦のおいしさがつまったこのパンが売れなければやっている意味もないと感じた。

お客様の吸収のはやさ

最初にこのパンに目をつけたのは、料理教室を開いている人や料理人、シェフ、海外で暮らした経験を持つ人たち、それにとても料理が大好きな人。生活を楽しむ人たちだった。彼らは食べ方をすでに知っていて、それを広めもしてくれた。勇気を出して買ってみるわと言いながら買って行ってくれたお客さんもいた。一人暮らしのお客様も半分はスライスしてすぐに冷凍して使うなどして、こちらが食べ方をお知らせするまでもなくとても早い吸収力で使いこなしてくれている。いまではカンパーニュはもっとも早く売り切れるもののひとつだ。

もうひとつの変えたい景色

冒頭で述べた変えたいもうひとつの景色というのに、休耕田を小麦畑にということを書いた。この着想は、コーヒーのサードウェイブの考え方に似ている。パン屋のなかでも新しい考え方をする人たちは、麦畑と密接に関わって、農家と関係性を持ちながらパンを作っている。シーズベーカリーの畑は、あづま運動公園そばの佐原地区にある。次回のストーリーではこのあたりを書いてみよう。

シーズベーカリーSTORY#1(https://www.saga-d.co.jp/tanemag_cat02/dailyseedsbakery/#seedsbakery_story1
シーズベーカリー公式ホームページ(http://seeds-bakery.com
シーズベーカリーインスタグラム(https://www.instagram.com/seedsbakery/

福島市生まれ。福島県立福島高校卒業。多摩美術大学卒業。制作会社を経て2014年に福島にもどりSAGA DESIGN SEEDSに入社。妻が焼くパン店「シーズベーカリー」の共同経営者。趣味はフライフィッシング。
SDS飯舘オフィス
2021.10.18

朝もやが晴れたら♪

SAORI

おはようございます。

サガデザインいいたてオフィスからお届けする「いいたてオフィスdiary」。

今日は、今朝の通勤時に出会った風景をお届けしたいと思います。

お分かりになるでしょうか。

道の向こうに漂う白いけむり。

こんな早朝に野焼きか!

近くまで行ってみるとその正体は、幻想的な朝もやでした。

少し調べると、原因は放射冷却とのこと。

つまり、夜間に冷やされた空気中の水蒸気は、地表付近に沈んでいるのですが、夜明けの太陽光で地表が暖められることにより、それが朝もやや朝霧になるのだそう。

スマホだから(言い訳!)どうもうまく撮れないなーと苦戦しているうちに、どんどんもやは薄らいでいき、やがて消えていってしまいました。

あとかたもなく霧が消えてしまうことをは霧散(むさん)というそうです。

いっときしか見られない神秘的な光景でした。

ちなみに、朝もやが出るとその日は晴れになるんですって!

放射冷却現象がおきる場合は、高気圧が強くなっているから。そのため、日中はよく晴れることが多いということだそうです。

今日の飯舘村、天高く清々しい秋晴れが楽しめそうです。

Project Manager / プロジェクトマネージャー 渡部 沙織(わたなべ さおり) 大学卒業後,情報誌の制作会社にて営業編集に携わり,副編集長を経てその後SDS入社。飯舘村を描いた「までいの力」の企画編集に尽力,ベストセラーに。震災を機に新潟市に避難。2021年SDSに再入社,FTCホーリーバジル事業のプロジェクトマネージャー。大学バレーボール部では主将。2児の母。趣味は家庭菜園。 好きなこと: その辺の山の草木を眺めて、かっこいい枝がないか探すこと。 家のテーブルを囲み、新鮮で美味しいものを皆で食べること。 手を使って工夫できないか、あれこれ思案すること。 FTC (https://www.fipo.or.jp/ftc) ホーリーバジル事業SNS (https://www.instagram.com/holyiitate/)
2021.10.13

シーズベーカリーSTORY#1

TORU

シーズベーカリーについて書いてみようと思う。シーズベーカリーは国産小麦と天然酵母のお店だ。それに加えて言うならば自分たちの小麦を契約農家の方と協力して作っている。安全であって手作りでしかできないものを作っている。

変なキャリアの私たちがパン屋になった

シーズベーカリーでは妻がパンを焼いていて、妻は東京で建築事務所で基本設計などの仕事をしたあとにパン店にてパンの製造を6年やった。そのあと結婚して福島に戻ったわけだが、このSAGA DESIGN SEEDSに私が勤めはじめたと同時に、「私も何かビジネスをはじめたい」といって始まったのがこのシーズベーカリーだ。そんな経歴なので、お店の店舗設計や什器の設計などは妻が担当し、ショップカードやロゴなどは私が担当した。

シーズベーカリーのカンパーニュ

シーズベーカリーのパンで僕がとにかく口うるさく言って作ってもらったのは、大きなサイズのカンパーニュだ。ホールで1200円の値段をつけたときは、ドキドキした。でもそのホールのカンパーニュを買い求める人があとを絶たない。まずこのカンパーニュにはすべてのシーズベーカリーの思いが詰まっている。すべて国産であること。地粉も入っていること。天然酵母であること。長時間発酵であること。それからシーズベーカリーのメインテーマのもう一つは「テーブルの風景を変えるパン店」であること。これを実現するには、海外サイズのカンパーニュがどうしても必要だと考えたのだ。ニーズを考えれば確かにパンは食パンのほうが使いやすいし、サイズが小さい方が買いやすい。だけれど、おおきなカンパーニュでしか出ない味がある。実際小さなサイズで焼いていたときにはでなかった食感や小麦の風味が出る。このあたりを次回のSTORYで書いてみたいと思う。

シーズベーカリー(https://seeds-bakery.com/)

シーズベーカリー・インスタグラム(https://www.instagram.com/seedsbakery/)

お知らせ

シーズベーカリーでは2021年のシュトレンの予約を開始しています!シーズベーカリーのオンラインストアか、店頭でもご予約承っております。

福島市生まれ。福島県立福島高校卒業。多摩美術大学卒業。制作会社を経て2014年に福島にもどりSAGA DESIGN SEEDSに入社。妻が焼くパン店「シーズベーカリー」の共同経営者。趣味はフライフィッシング。
お知らせ
2021.10.11

はじめましての「いいたてオフィスdiary」

SAORI

いいたて営業所の渡部と申します。

わたしはこの春からそのいいたて営業所に詰めて、業務をいたしております。

一人で詰めているので、身の回りのことは全部自分がしないと誰もやってくれません。

室内と土間、そして玄関の掃き掃除、ゴミ出し、トイレ掃除、電球交換、配達物の受取と、まるで家の仕事を2回やっているようです。

お呼びでないのにやってくる虫たちとの格闘や敷地の草むしりも大切です。

植栽などは、弊社スタッフがデザインしたもの。

そのステキなお庭が台無しになってしまわないよう、業務に支障のない範囲で、お手入れもします。

仕事に煮詰まったときは、パソコンから離れて、太陽の光が溢れる外へ。

気分転換にする草むしりはある意味最高です。

無心になれますし、一部だけでもきれいになった庭を眺めると、気持ちも整理され、心が整う感じがして、リフレッシュした気持ちで再び仕事にもどれます。

そんないいたてオフイスから発信するdiary。

ここ飯舘で繰り広げられる日々の様子をこれからブログでご紹介していきたいと思います。

よろしくお願いします。 See you!

Project Manager / プロジェクトマネージャー 渡部 沙織(わたなべ さおり) 大学卒業後,情報誌の制作会社にて営業編集に携わり,副編集長を経てその後SDS入社。飯舘村を描いた「までいの力」の企画編集に尽力,ベストセラーに。震災を機に新潟市に避難。2021年SDSに再入社,FTCホーリーバジル事業のプロジェクトマネージャー。大学バレーボール部では主将。2児の母。趣味は家庭菜園。 好きなこと: その辺の山の草木を眺めて、かっこいい枝がないか探すこと。 家のテーブルを囲み、新鮮で美味しいものを皆で食べること。 手を使って工夫できないか、あれこれ思案すること。 FTC (https://www.fipo.or.jp/ftc) ホーリーバジル事業SNS (https://www.instagram.com/holyiitate/)
読書
2021.10.09

本日のクリエイティブ読書

TORU

カツ代さんの本を買った。いやー面白い。カツ代さん自身が描いたイラストも結構乗っていて面白い。そして文章が簡潔。元気が出る。料理が作りたくなる。きっと今の時代SNSでも小林カツ代は人気者であっただろうな。と思わせる魅力がある。

文庫本サイズで持ち運べるのもよく、装丁のデザインもいい。一話完結で短い時間で読み終わる。昨日コロナワクチンの待合室で重宝した。そしてとてもお腹が空いた。レシピとその料理にまつわるエッセイが載っていて、50レシピ、つまり50話の話くらいのボリューム。

読みながら、この人の魅力はなんだろう?と分析的な目で見ると、やはり文章の書き出しがいい。「私、残念なことがあったの。」というまるで友達の話のような語りだし。関西人らしくツカミがしっかりしている。

それから、料理を作る人の共感の話題が入っている。「もやしって一袋だと持て余しませんか?」など、作る人の目線と解決策が出ていて、時にはそれでいいんですよ。という励ましもある。

しかもやってみるとしっかり美味しい。ちゃんと作るところまで行かせるし、わーっと炒めてください!擬音が多くて、すごく感じが伝わる。いわゆる説明書を読んでいるような感じではない臨場感。

現代でも通用しそうなと書いたのはこの辺りのテクニック。インスタグラムでもTwitterでも結局、文章力が試される場だ。文章力というのは現代も、いや現代「こそ」といった方がいいかもしれない程、必要な力かもしれない。広告の紋切り型ではなく、簡潔に人の心掴む文章というのは、コンテンツの魅力を語るのに必須だ。

最近、これを読んでいたら、娘に「その本読み聞かせて」と言われ、カツ代さんが自家製アイスクリームを作る話を音読。なんでも読んでと言われるんだけどもまさか絵のない本まで、これが浸透していくのでしょうか?

福島市生まれ。福島県立福島高校卒業。多摩美術大学卒業。制作会社を経て2014年に福島にもどりSAGA DESIGN SEEDSに入社。妻が焼くパン店「シーズベーカリー」の共同経営者。趣味はフライフィッシング。
建築
2021.09.22

たねマグ(magazine)はじめました

TORU

たねmagってなに?

こんにちは&はじめまして。株式会社SAGA DESIGN SEEDS(以下SDS)の佐賀です。

たねmagは私たちSDSのウェブマガジンです。デザイン会社として働く私たちの日々を綴りながら日々わたしたちのデザインのたね(SEEDS)をマガジン形式で読者の皆様にお伝えしていきます。

まず今後の編集方針

たねマグはできたばかりのウェブマガジン、今後どんな運営をしていくか、どんなことをお伝えしていくかまだ未定なのです。そうもうかうかしていられないので、連載をふたつ。

①畑からつくるコスメ部 in 飯舘村

②SEEDSBAKERYの日々

①は、弊社SDSが生産から加工、デザインまでかかわる飯舘村発のコスメを作るプロジェクトです。まだ2021年7月からスタートした本事業。いままさに「たね」の段階のこのプロジェクトがどんなふうな成長を遂げていくのか、お楽しみに。

②SEEDS BAKERYの日々

小麦畑の景色をつくるベーカリー。シーズベーカリー(seeds-bakery.com)は、私たちSAGA DESIGN SEEDSから生まれたパン部門です。店舗設計やデザイン、ブランディングまですべて自社でやっています。もちろんパン作りも。そんなSEEDS BAKERYの日々もお届けしていきます。

福島市生まれ。福島県立福島高校卒業。多摩美術大学卒業。制作会社を経て2014年に福島にもどりSAGA DESIGN SEEDSに入社。妻が焼くパン店「シーズベーカリー」の共同経営者。趣味はフライフィッシング。